【蚤】 10画 虫(4) 準1級
[音] | ソウ |
[訓] | のみ |
はやい | |
つめ |
《意味》
【蚤寝晏起】そうしんあんき
夜早く寝て、朝遅く起きること。
書き下し文は「蚤く寝ね晏く起く」
「夙興夜寐」「夙興夜寝」
【蚤】のみ
隠翅目ノミ科の昆虫の総称。哺乳類・鳥類の血を吸う。赤褐色で、脚が発達しよくはねる。
ペストなどの感染症を媒介する種類もある。ひとのみ・ねこのみなど。
「蚤の夫婦」
Wikipedia「ノミ」
【蚤起】そうき
朝はやくおきる。「早起」「夙興」
【蚤甲】そうこう
爪の甲。
【蚤夜】そうや
【水蚤】みじんこ
甲殻綱鰓脚亜綱枝角目の節足動物。また、橈脚亜綱のケンミジンコ類を含めて、微小な甲殻類の総称にもいう。
「微塵子」とも書く。
Wikipedia「ミジンコ」
《字体》
初唐標準字体は「」で、長い時代この形で書かれてきた。
唐代正字(開成石経標準字体)の「蚤」とは点の位置が異なる。
「蚤」を含む「騷(騒)」「搔」も同様で、常用漢字では点がすべて省かれる。